AIコーディング支援ツール「IBM Bob」に新バージョン「V2」が登場しました。従来版をゼロから再設計し、大幅な機能追加を行っています

日本IBMは6月24日、AIコーディング支援ツール「IBM Bob」の新バージョン「IBM Bob V2」の提供を開始しました。

V2は従来版をゼロから再設計したもので、処理速度や操作性を大幅に向上させました。バックグラウンドタスク、サブエージェント、ロールバック、Workflowsなど、日常的な開発業務を支援する機能も強化されています。まずはBob IDEに搭載され、今後Bob Shellにも対応する予定です。

新バージョンでは、推論、インフラ、インターフェースを分離した3層アーキテクチャを採用しました。これにより、IDEやシェルなど複数環境で一貫した動作を実現し、新機能の追加や改善を迅速に行えるようにしています。

特徴の1つである「サブエージェント」は、コード調査や検索を独立したコンテキストで実行し、結果だけをメインエージェントへ返します。これにより不要な履歴を減らし、コンテキストを効率的に利用できます。また、複数ツールの並列実行にも対応し、従来30秒程度かかっていた処理が10秒以内で完了するケースもあるとしています。

操作モードは「Agent」「Plan」「Ask」の3種類に整理されました。Agentは自動実行型、Planは実行計画作成、Askは読み取り専用モードとして利用できます。

さらに、複数タスクを同時実行できるバックグラウンドタスク機能や、Gitに依存しないロールバック機能も追加されました。.docx、.pdf、.xlsxファイルを直接読み込めるほか、HTML形式の分析レポート生成にも対応します。

大規模開発向けには「Workflows」機能を導入しました。AIによるコード変換、自動化処理、人による承認作業などを定義し、再現性のある開発プロセスを実現します。

IBMは今後、リモート実行や複数エージェント連携などにも対応を進める方針です。

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