Power Systemsの次世代マシンとなるPOWER10サーバーの出荷が近づいてきたようです。日本IBMでは5月27日にパートナー向けの「プレ説明会」を実施、日本IBMのサイトでは「POWER10はPOWER9と何が違うのか 〜概要編〜」と題する記事を5月31日に掲載しました。
「POWER10はPOWER9と何が違うのか 〜概要編〜」では、POWER10プロセッサの特徴として次の5点を挙げています。
1.プロセッサ・コアが速い
2.メモリ・アクセスが速い
3.ハイブリッド・クラウド時代のセキュリティ
4.エンタープライズ・ワークロードにもAIを適用
5.省エネルギー
POWER10プロセッサは、回線幅がPOWER9プロセッサの半分になりトランジスタ数が2倍以上になるなど集積度を上げるとともに、ソケットあたりのコア数も増やすなど、大幅な性能アップが図られています。
また、セキュリティのチップレベルでの強化と、今後AI分野での利用されることを想定した設計がなされているとのことです。
強力なPOWER10を搭載したIBM iはどのような性能・機能を装備するのか、発表が待たれるところです。
下の図は、IBMの発表を基に作成したPOWER9-POWER10プロセッサの比較表と、IBM発表のPOWERプロセッサの歩みです。