日本IBMは1月26日、IBM全体の2022年第4四半期と2022年通期の業績を発表しました。それによると第4四半期の売上高は167億ドル(約2兆1700億円)で、前年同期と増減なし。純利益は前年同期比9%増の33億ドルとなりました。
また、2022年通期の売上高は前年比6%増の605億ドル、純利益は11%増の83億ドルでした。
今期および通期の業績について会長兼CEOのアービンド・クリシュナ氏は、「成長は、ソフトウェア、コンサルティング、インフラストラクチャの各部門、および地域を横断して達成したものです。当社のポートフォリオ、Go-to-market、エコシステムの進展に大変満足しています」と述べ、以下のようにハイライトに言及しました。
・コンサルティングの専門性を強化し、戦略的パートナーシップを拡大。
・ソフトウェア・ポートフォリオを強化するため、ハイブリッド・クラウドとAI機能に投資。
・z16とPowerプラットフォームにより、インフラストラクチャに大きなイノベーションをもたらした。
・2022年は1桁台半ばの収益成長率を達成し、堅実なフリー・キャッシュ・フローを実現した。
・2023年は、さらに戦略的パートナーシップを拡大し、特定の成長市場に対してより多くの投資を行う予定。
・2023年は、1桁台半ばの売上成長と、約10.5億ドルのフリーキャッシュ・フローを見込む。
IBM Powerやストレージを含む「分散インフラストラクチャ部門」の第4四半期は前期比5%増、2022年通期は12%増と好調でした。「Power10の好調に後押しされたもの」と要因を挙げています。
[iS Technoport]