IBM i Merlinも、サブスクリプションサービスをスタートしました

IBMは2月14日、昨年5月に発表したIBM i用の新しい開発環境「IBM i Merlin」のサブスクリプション提供を発表しました。

IBM i MerlinはIBM i 7.5と同時発表された新しい開発環境で、RPG ⅢおよびRPG Ⅳ(固定フォーム)からフリーフォームRPGへの自動変換や、DevOps、CI/CDなどの機能を備えています。

またRed Hat OpenShift上で稼働するため、オンプレミスおよびクラウドで利用でき、1つのPower上でIBM iとMerlinを運用することが可能になります。

IBM i Merlinは、当初IBM i 7.4と7.5のみの対応でしたが、2022年7月にIBM i 7.3へとサポート対象を広げ、さらに12月に公開されたバージョン1.4.0でデバッガ機能を搭載しました。

リリースから半年を経過し、日本でも1社が導入済みで(2023年2月現在)、複数のベンダーが検証を行っています。そこから聞こえてくる感想・評価は、機能面では優れているものの、導入・利用料金が他のIBM i開発環境と比べて高額という点です。海外の評価もおおむね日本のユーザーと同様です。

今回のサブスクリプション・サービスはこうした声に応えるもので、イニシャルのコストを抑えて利用をスタートすることが可能になります。

IBMの発表資料によると、サブスクリプションではIBM i Merlinのすべての機能を、1年、2年、3年、4年、5年の各サブスクリプション期間で利用できるとのことです。料金は明記されていません。

[iS Technoport]

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